世田谷区に事業用物件を持つならどこの駅前がおすすめ?

世田谷区に事業用物件を持つならどこの駅前がおすすめ?
世田谷区に事業用物件を持つ場合、どこのエリアがおすすめなのでしょうか。高級住宅地のイメージがある世田谷区ですが、23区内でも2番目の広さで人口はトップです。商業エリアも多数あり、事業を行うのにも向いています。交通機関や駅周辺の状況から、どこに事業用物件を持つのが良いのか解説します。

世田谷区の交通事情

世田谷区の交通事情
世田谷区は私鉄3社8路線が走っており、41の駅が存在します。鉄道移動の便は良いエリアといえます。私鉄は小田急電鉄と京王電鉄、東急電鉄が走っています。

しかし、都心全域に向けた移動という側面でいうと、少々不都合な面もあります。世田谷区にはJRと東京メトロの駅が存在しません。それぞれ直通での乗り入れはありますが、小田急電鉄と京王電鉄、東急電鉄が走っていないエリアに関しては何度も乗り換えが必要になります。このため、普段JRや東京メトロがメインの交通機関である生活圏で暮らしている人にとっては、世田谷区は縁遠い場所になりがちです。

また、世田谷区を南北に移動するには、公共交通機関はバスを利用することとなります。世田谷区に住う人の多くは自家用車での移動を前提にしている人が多いことも頭に入れておくべきでしょう。また、環状8号線は渋滞が非常に多いのが実情です。

とはいえ、世田谷区は都心から東西に移動するには特に交通機関の不便はありません。特に渋谷や新宿周辺で勤務している人には、世田谷区のベッドタウンから30分程度で都心に出られるのは利便性が高いです。

世田谷区の駅近で事業物件を探すならどこの駅

世田谷区の駅近で事業物件を探すならどこの駅
世田谷区は41の駅がありますが、住宅街の中にある駅も多いため、中には事業用物件には向かない駅もあります。商業エリアとして魅力がある駅周辺の事業用物件を探すならどこが良いのでしょうか。

下北沢駅

下北沢駅は小田急小田原線と京王井の頭線が通るターミナル駅です。全ての種別の列車が止まり、商業エリアとして賑わっています。2019年に駅の構造がリニューアルされ、駅周辺の再開発も盛んです。駅周辺は飲食店、劇場やライブハウスなどのエンターテイメント施設、アパレル関係の店舗が集まり、全国からきた老若男女が消費を行う街です。世田谷区では随一の集客率を誇ります。また、駅から少し離れると完成な住宅街もあり、地元住民の生活のための消費活動も行われています。

下北沢駅がある世田谷区北沢2-19-12の公示地価は286万0000円/m2となっています。

三軒茶屋駅

三軒茶屋駅は東急田園都市線と東急世田谷線の通る駅です。飲食店やスーパーが多く、渋谷から2駅であることから盛り場としての顔も持ちます。飲食店は個人経営でメディアで取り上げられるおしゃれな店が多く、比較的生活レベルの高い人が住んでいるエリアと言えます。店舗出店した場合の競争は非常に激しいですが、クオリティ重視のサービスを提供しているなら相性はいいかもしれません。また企業のオフィスを置く場所としても、渋谷よりも安くブランディングが可能です。

三軒茶屋駅がある世田谷区太子堂2-16-6の基準地価は267万0000円/m2となっています。首都高を挟んだ反対側の世田谷区三軒茶屋1-36-2は同じ駅近でも125万円/m2まで下がります。

二子玉川駅

二子玉川駅は東急田園都市線と東急大井町線の2路線が通る、世田谷区最大の乗降者を誇る駅です。これまでは主に住宅地として人気でしたが、再開発が進み商業施設が多数立ち並ぶようになり企業の誘致も進んでいるのが近年の動きです。商業施設の集客数は増大の一途であり、事業用地としてはまだまだ大きなポテンシャルを秘めています。

二子玉川駅近の世田谷区玉川2-24-6の基準地価は255万円/m2となっています。

明大前駅

明大前駅は京王電鉄京王線と京王井の頭線の2路線が通る駅です。その名の通り明治大学の最寄駅として多くの学生が利用し、乗り換え駅としても毎日たくさんの乗降客がいます。特徴としては乗降よりも駅構内での乗り換えでの利用客が多いこと。駅周辺での事業用地を調達する場合は、学生向けのビジネス用が向いているでしょう。

明大前駅の世田谷区松原1-36-8の基準地価は93万円/m2となっています。

千歳烏山駅

千歳烏山駅は京王電鉄京王線が通る駅です。駅前には商店街が広がりベッドタウンの住民の商業地として賑わっています。世田谷区の西端に位置しており、世田谷区烏山出張所が駅前にあるため、行政関係の手続きなども駅近で済ませることができます。事業用地として使う場合は、飲食店やスーパー等の小売が向いているでしょう。

千歳烏山駅前の世田谷区南烏山5-16-20の基準地価は135万円/m2となっています。

成城学園前駅

成城学園前駅は小田急小田原線の駅です。成城といえば高級住宅地ですので、富裕層が住うことから物価を高い設定にできるのが特徴です。基本的にはベッドタウン、学園都市となるため、生活のための消費を見越した事業を行うのが良いでしょう。

成城学園前駅の世田谷区成城2-35-12の基準地価は103万円/m2です。

駒沢大学駅

駒沢大学駅は東急田園都市線の駅です。その名の通り駒澤大学の最寄駅であり、駅周辺には商業施設もそれなりに立ち並んでいます。住宅地も広がり、全体的にバランスの取れた街です。近くの駒沢オリンピック公園では、土日はイベント開催があるため集客力にも期待できるエリアです。

駒沢大学駅近くの世田谷区駒沢2-16-2の基準地価は120万円/m2です。

経堂駅

経堂駅は小田急小田原線の通る駅です。急行に乗れば新宿まで3駅で到着するアクセスの良さと、まだまだ開発途中である駅前が今後の事業用地としての発展を予想させます。東京農大の学生や地元の住民で賑わう商店街は、飲食や小売の事業用物件としてマッチするはずです。また、アクセスの良さから企業のオフィスも検討していいでしょう。

経堂駅前の世田谷区経堂1-12-8の基準地価は101万円/m2です。

世田谷区に事業用物件を持つなら結局どこ?

世田谷区に事業用物件を持つなら結局どこ?
店舗用の事業用物件を検討するなら、やはり消費が盛んな街を選びたいものです。パッと思いつくのは下北沢駅や二子玉川駅周辺ですが、非常に高い地価がネックとなります。

オフィス用の事業用物件を検討するなら、都心からのアクセスの良さや会社のイメージアップにつながるエリアが良いでしょう。三軒茶屋はやはり高いですが渋谷に比べればまだ安いしアクセスやイメージも良い、経堂駅はアクセスはよく地価も安いがイメージアップには特別プラスにはならないかもしれません。

手に入れた事業用地で何を目指すかによっても最適な土地は変わります。世田谷区内といってもエリアによってかなり事情が変わりますので、事業用地をご検討の際はプロにご相談されるのが安心です。

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