事業用物件で賃貸ビジネスを行うメリット

事業用物件で賃貸ビジネスを行うメリット
事業用物件で行う賃貸ビジネスは、住宅の場合とは違うメリットが数多くあります。どのような点に気をつけて事業用物件を準備すれば良いのでしょうか。すでに建築物がある事業用物件なのか、これから建築物を立てる事業用物件なのかによっても異なります。事業用物件は周辺の状況によって適切な事業の内容が変わりますので、型通りではなく柔軟な判断が求められます。ここでは一般によくあるパターンの事業用物件の紹介をしていきます。

駅から近い事業用物件のメリット

駅から近い事業用物件のメリット
利用客が多いターミナル駅の近くに事業用物件を入手できる場合は大きなチャンスでしょう。家賃を高く設定でき、テナントの収益が上がれば長期に渡って高額の定収入を得られるというメリットがあります。オフィスでも飲食店でも店舗でも使用できる事業の幅が広いのもメリットです。

ただし、好条件ということで販売価格が非常に高い場合があります。また駅近とはいえ頻繁にテナントが入れ替わっている場合があり、もともとある物件を事業用物件として購入する場合には、これまでのテナントが失敗した理由などを調べないと空室期間が増え同じ轍を踏む危険性があります。うまく行けば高い収益が得られる可能性がありますが、失敗するリスクが大きいです。どちらにしても短期間で結果が出やすいのが駅近好条件の物件の特徴です。

住宅地の事業用物件のメリット

住宅地の事業用物件のメリット
住宅地の事業用物件は周辺の状況によって様々な可能性があります。もし土地だけあって新たに事業用物件を建築する場合、スーパーやコンビニがない住宅街であればコンビニは成功する可能性は高いでしょう。クリニックやデイサービス用の建物もニーズがあるかもしれません。すでにある建物をそのまま事業用物件として購入する場合でも、その住宅街のニーズさえ外さなければ長くテナントが入居を継続してくれる可能性があります。また住宅地の物件としては、住居よりも事業用物件の方が家賃を高めに設定できるというのもメリットです。

デメリットとしては新たに事業用物件を建設する場合、その土地に事業用物件を建設できるかどうかの下調べが必須です。購入後に住居しか建設できなかったでは目も当てられません。また、もともとある事業用物件の場合も住宅街の中だと小規模な物件が多いため、周辺に大きな商業施設ができ経営が悪化しテナントが退去するといった予期せぬ影響を受けやすいです。

ロードサイドの事業用物件のメリット

ロードサイドの事業用物件のメリット
駅から離れているロードサイドの事業用物件は、土地がある程度広ければ収益をあげられる可能性は高まります。駐車場やトイレ目的で来店するユーザーが多いため、コンビニ、ファミレス、ホームセンターなどはロードサイドの事業用物件としては鉄板の業種と言えます。こういった店舗の場合、もし事業がうまくいけば相当の長期にわたって物件収入を得られる可能性が高いのがメリットです。

デメリットとしては事業用物件の土地に広さが必要なことと、万が一うまくいかなかった場合に駅周辺よりも次のテナントが見つかりづらいという点があります。特にロードサイドの事業用物件の場合、建築する前に事業を決めて、それに合わせて物件が作られるパターンが多いため、居抜きという方式が使えない場合建て替え等の費用がかかります。

さらに難しいのはロードサイドであまり土地の広さがない場合です。この場合は立地によっては建築用資材置き場、トランクルームなどの事業用物件なら可能性はあります。

事業用物件の運用を積極的に検討した方がいい場合

事業用物件の運用を積極的に検討した方がいい場合
一般に事業用物件は住宅よりもハードルが高いイメージがあります。ただその分うまく収益化できたときのメリットが大きいのです。ただ駅の近くや便のいい土地などの住居を求めて人が集まりやすいエリアだと物件の種類によっては事業用として運用するメリットは感じにくいかもしれません。

逆に住宅用の収益物件としては収益が見込みづらい駅から離れたロードサイドや便の悪い土地を運用できる場合は、事業用物件の運用を積極的に検討してもいいでしょう。その場合、建造物を新築しなければならない可能性が高いので事業計画をしっかり練る必要があります。ロードサイドの場合事業計画なしで先に箱物を建築してしまうと入居がなかなか決まらないこともあります。

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